春に訪れたいポルトガル


春に訪れたいポルトガル

春のリスボン、7つの丘に広がるオレンジ色の屋根とテージョ川の美しい景色

仕事や日常に追われているとき、
ふと「どこか遠くの街で、少しだけ肩の力を抜きたい」と感じる瞬間がありませんか?

ヨーロッパのなかでも、ほどよい規模感と穏やかな空気に包まれた国、ポルトガル。
なかでも春は、やわらかな光と海風に包まれる、旅するにはとても心地よい季節です。

このページでは、春のポルトガル旅行の行き先として、リスボンとポルトをご紹介。
「なぜ今、ポルトガルなのか」「どんな時間を過ごせるのか」
暮らすような街歩きの楽しみ方と、訪れておきたい場所・味わっておきたい料理をご案内いたします。

なぜ、春のポルトガル旅行なのか

ポルトガルの春は、冬の冷たさがやわらぎ、街も海辺も少しずつ彩りを取り戻していく季節です。
真夏のような強い日差しや観光客の混雑からは離れて、長袖一枚で心地よく歩ける日が続きます。

ヨーロッパの多くの都市に比べて、物価も比較的おだやかで、治安も安定している点も魅力のひとつ。
「華やかさ」よりも「居心地のよさ」を大切にしたい、大人の旅にぴったりの国です。

丘の上から海を見下ろすリスボン、ドウロ川とワインの香りに包まれるポルト。
どちらの街にも共通しているのは、大通りの賑わいから一歩路地に入ると、洗濯物が風に揺れる住宅街や、地元の人が集う小さなカフェに出会える「暮らしの気配」です。

リスボン ― 丘の上のカフェで、光と色を眺める

ポルトガル旅行の玄関口となる首都・リスボン。
赤い屋根の街並みとアズレージョ(タイル)が織りなす景色は、春のやわらかな光との相性が抜群です。

春のリスボン、アルファマ地区を走るトラム28号と石畳の街並み

初めてなら歩きたい、3つのエリア

アルファマ地区

細い路地と石段が迷路のように続く、旧市街のエリア。
サンタ・ルジア展望台からは、オレンジ色の屋根とテージョ川が一望できます。
写真を撮るだけでなく、ベンチに腰掛けて、行き交うトラムや人の気配を静かに眺めていると、なんだか心が落ち着いてくる場所です。

バイシャ〜シアード地区

広場やショッピングストリートが集まる、街の中心エリア。
ブティックや老舗カフェが多く並び、「初めてのリスボン」を安心して歩けるエリアです。
観光と買い物をバランスよく楽しみたい方におすすめ。

バイロ・アルト地区

坂道の上に広がるエリアで、日中は落ち着いた住宅街、夕方になるとバーやレストランに灯りがともり始めます。
ミラドウロ(展望台)から眺める夕景は、春のリスボンを象徴するシーンのひとつ。心に残る美しさです。

春のリスボンで過ごす、ある一日

朝は、バイシャ地区のカフェでエスプレッソとパステルを。
午前中はトラム28号に乗って、窓越しに旧市街の景色を眺めながら丘を上り下りしてみましょう。

午後はシアード地区のブティックや書店を覗いて、気に入ったタイル柄の雑貨やノートをひとつ選ぶ。
夕方にはバイロ・アルト地区の展望台へ。川の向こうに沈んでいく夕陽を見送りながら、テラス席でグラスワインをゆっくり味わう――。

観光名所を「制覇する」旅ではなく、その街の空気を少しだけ自分のものにして帰る旅が、リスボンにはよく似合います。

ベレン地区で、ポルトガルらしさを満喫

リスボン中心部からトラムでアクセスできるベレン地区は、春のポルトガル旅行でぜひ訪れていただきたいエリアです。
世界遺産のジェロニモス修道院やベレンの塔、テージョ川沿いの遊歩道、そして元祖パステル・デ・ナタの老舗パティスリー「パスティシュ・デ・ベレン」。

歴史、景色、そして甘いお菓子。
ポルトガルらしさがぎゅっと凝縮されたこの一帯を、午後のひとときにゆっくりと巡ってみてはいかがでしょうか。

ポルト ― ドウロ川とワインが似合う、坂の街へ

リスボンから鉄道で北へ向かうこと約3時間。
ドウロ川の河口に位置する街・ポルトは、リスボンよりも少しコンパクトで、落ち着いた雰囲気が魅力です。

春のポルト、ドウロ川沿いのリベイラ地区のカラフルな家並みとドン・ルイス1世橋

カラフルな家並みと、ドン・ルイス1世橋

ポルト観光のハイライトは、やはりリベイラ地区。
カラフルな家々が川沿いの斜面に並ぶ光景は、春のやわらかな光を浴びると、さらに美しく輝いて見えます。

川にかかるドン・ルイス1世橋を渡れば、橋の上からはポルトの街並みとドウロ川が一望でき、夕暮れどきには、思わず足を止めたくなる美しさです。

本好きが訪れたい書店と、アズレージョの駅

ポルトには、物語の世界に迷い込んだような場所があります。

リブライア・レロ

「世界で最も美しい書店」のひとつと称される書店。
螺旋階段とステンドグラスの天井は、本を選ぶ時間そのものを特別な体験に変えてくれます。

サン・ベント駅

駅構内を彩るアズレージョ(タイル画)は圧巻の美しさ。
列車に乗らなくても立ち寄りたくなる、小さな美術館のような空間です。

川の向こうで、ポートワインの香りに浸る

橋を渡った先のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア側には、ポートワインの熟成庫が集まり、テイスティングができるセラーが並んでいます。
ドウロ川とポルトの旧市街を眺めながら、グラスを片手にゆっくりと過ごすひとときは、春の夕暮れを静かに味わう、大人の旅ならではの贅沢な時間です。

ポルトガルで味わいたい、ひと皿と一杯

旅の記憶を鮮やかにしてくれるのは、やはりその土地ならではの味わいです。

パステル・デ・ナタとエスプレッソ、ポルトガルの伝統的なカフェタイム

街歩きの合間に楽しみたい、定番の味

パステル・デ・ナタ

サクサクに焼かれた生地に、とろりとしたカスタード。
リスボンではベレン地区の老舗「パスティシュ・デ・ベレン」をはじめ、街中のカフェごとに少しずつ味わいが異なります。
「今日一番のお気に入り」を探してみるのも楽しみのひとつです。

バカリャウ料理

干し鱈を使った家庭料理の定番。
ほぐした鱈とじゃがいも、卵を合わせた「バカリャウ・ア・ブラス」など、飾らない、どこかほっとする味わいが魅力です。

ポルトでぜひ試したい、あたたかな一皿

カルド・ヴェルデ

刻んだ青菜とじゃがいもが入ったスープ。
シンプルながら、肌寒い日や旅の疲れをやさしく包み込んでくれます。

フランセジーニャ

ソースをたっぷりかけたボリューム満点のホットサンド。
旅の合間の「ご褒美ランチ」として、シェアしながら楽しむのもおすすめです。

ポルトガルは、どの料理も「気取らないおいしさ」が特徴。
小さなタスカ(食堂)や地元の人が集うカフェに足を踏み入れてみると、ガイドブックには載っていない一皿に出会えるかもしれません。

春のポルトガルを快適に過ごすためのヒント

石畳と坂道の多いポルトガルでは、足元と服装の選び方が快適さを左右します。

  • 靴はヒールよりも、クッション性のあるフラットシューズを
  • 昼間は日差し対策にサングラスや帽子を
  • 朝晩の冷え込みに備えて、薄手のカーディガンやストールを一枚

また、リスボンもポルトも、人通りの多い観光エリアを中心にスリに注意が必要な一方で、路地を一本入ると静かな住宅街が広がります。
「賑やかなエリアで過ごす時間」と「静かなカフェやホテルで整える時間」
そのバランスを意識すると、春のポルトガルがより「自分にフィットする旅先」として感じられるはずです。

次の春は、ポルトガルを旅してみませんか

光の丘の街・リスボン。ワインと坂道の街・ポルト。
同じポルトガル旅行でも、選ぶ街と過ごし方によって、旅の表情は大きく変わっていきます。

たとえば、初めてのポルトガルなら「リスボン+ポルトの2都市周遊7日間」。
または、リスボンを拠点にゆっくり滞在し、日帰りでシントラやカスカイスへ足を延ばすプランも魅力的です。

次の春、思い描いていたタイルの街並みやドウロ川の景色が、あなた自身の旅の記憶として心に刻まれますように。

ポルトガルの基本情報については、
海外渡航先情報 のページも、あわせてご覧ください。

旅のインスピレーション、
新しい景色との出会いを。

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