海辺でゆっくり過ごす日もあれば、街を歩き、アートや建築に触れる日もある。
少し足を延ばせば、穏やかなビーチタウンや住宅街へも行くことができる。
ロサンゼルスは、その日の気分によって過ごし方を選べる街です。
誰かの予定に合わせる必要のないひとり旅なら、気になった場所に長く滞在したり、予定を変えて海まで車を走らせたりするのも自由。
とくにレンタカーを利用すると、ロサンゼルス中心部だけではなく、サンタモニカやマリブ、パサデナ、オレンジカウンティ方面まで旅の範囲が広がります。
今回は、ロサンゼルスをひとりで旅するなら訪れてみたいエリアと、ドライブを取り入れた過ごし方をご紹介します。
ひとり旅とロサンゼルスの相性
ロサンゼルスをひとつの街として見ると、その大きさに少し戸惑うかもしれません。
けれど実際には、ダウンタウン、ハリウッド、ビーチエリア、住宅街、郊外の街など、性格の異なるエリアが広い範囲に点在しています。
朝は海辺で過ごし、午後は街へ移動し、夕方には丘の上からロサンゼルスを眺める。
あるいは一日を使って海岸線を南北にドライブする。そんな組み合わせを自分で選べることが、ロサンゼルスをひとりで旅する面白さです。
観光スポットを順番に巡るというより、「今日はどのエリアで過ごすか」を決めながら旅を組み立てていく。
そのスタイルが似合う街でもあります。
エリアから考える、ロサンゼルスひとり旅
ロサンゼルスでは、エリアが変わるだけで街の印象も大きく変わります。
行きたい場所をすべて詰め込むより、自分の興味に合うエリアをいくつか選んで巡るのがおすすめです。
ロサンゼルス・ダウンタウン
美術館やコンサートホール、歴史ある建築、新しいショップやレストランなどが集まるDowntown LA。
ロサンゼルスというとビーチやハリウッドの印象が強いかもしれませんが、街のカルチャーに触れるなら訪れておきたいエリアです。
アートを目的に美術館を訪れたり、建築を眺めながら街を歩いたり、気になったカフェに入ったり。
見るものを細かく決めすぎず、自分の興味に合わせて歩けるのもひとり旅ならではです。
ダウンタウンはエリアによって雰囲気が大きく異なるため、訪れる場所と移動ルートは事前に確認しておくとよいでしょう。
ハリウッドとグリフィス天文台
ロサンゼルスらしい景色を楽しむなら、ハリウッドからグリフィス天文台周辺へ。
観光客で賑わうハリウッドの街から少し離れるだけで、ロサンゼルスの広さを実感できる景色が広がります。
とくに印象的なのは夕暮れ時。
明るかった街が少しずつ夜景へ変わり、遠くまで続くロサンゼルスの街並みに灯りが増えていきます。
誰かと会話をするでもなく、ただ景色を眺める。
そんな時間を旅の中に持てることも、ひとり旅の魅力のひとつです。
サンタモニカ・ベニス・マリブ
西海岸らしい空気を感じたいなら、やはり海沿いへ。
同じ海岸線でも、サンタモニカ、ベニス、マリブでは過ごし方が少しずつ異なります。
サンタモニカは、ビーチだけでなくショッピングや食事も楽しみやすく、初めてのロサンゼルスでも過ごしやすいエリア。
ベニスにはストリートアートや個性的なショップがあり、サンタモニカとはまた違ったローカルカルチャーを感じられます。
さらに海岸線を北へ走れば、景色が次第に穏やかになり、マリブへと続きます。
海沿いをドライブして、気になった場所で車を停める。
カフェに入ったり、ビーチを歩いたり、少し長く海を眺めたり。予定に余白を残しておきたいエリアです。
ロングビーチ・ニューポートビーチ・アーバイン
日程に余裕があるなら、ロサンゼルス中心部だけに滞在せず、南側へ足を延ばすのもひとつの選択肢です。
ロングビーチは港町らしい景色を持つ海辺の街。
さらに南のニューポートビーチでは、ヨットハーバーや広い海岸線など、ロサンゼルスとは少し違ったリゾートらしい景色に出会えます。
内陸に位置するアーバインは、整然とした街並みが特徴。
観光名所を巡るというより、ショッピングやカフェなどを楽しみながら、南カリフォルニアの日常に少し近い時間を過ごしてみたい人に向いています。
ロサンゼルスとは違う場所に一泊してみるだけでも、旅全体の印象は大きく変わります。
パサデナとマルホランド・ドライブ
海とは違うロサンゼルスを見てみたいなら、パサデナや丘陵エリアへ向かってみるのもおすすめです。
パサデナには落ち着いた住宅街やショップ、カフェが並び、ロサンゼルス中心部とは違った穏やかな街の表情があります。
一方、ロサンゼルスの丘陵地帯を走るマルホランド・ドライブでは、途中の展望ポイントから市街地や山並みを眺めることができます。
目的地だけではなく、そこへ向かう道のりそのものを楽しめるのが、車で巡るロサンゼルスの魅力です。
ロサンゼルスで過ごす、ひとり旅の一日
ロサンゼルスでは、一日に多くの場所を詰め込むより、移動時間も含めて余裕を持たせるほうが旅を楽しみやすくなります。
例えば、海を中心に一日を過ごすならこんな流れです。
- 朝
サンタモニカ周辺のカフェで朝食。海辺を歩きながら、その日の予定を考える。 -
午前〜昼
ベニス方面まで散策。ショップやカフェを見ながら、気になる場所があれば立ち寄る。 -
午後
車で市内へ戻りながら、別のエリアへ移動。途中で景色のよい場所やショップに立ち寄るのもひとつ。 -
夕方
グリフィス天文台や丘陵エリアへ。夕暮れから夜へ変わるロサンゼルスを眺める。 -
夜
宿泊エリアへ戻り、レストランで夕食。翌日の予定は、その日の気分を見ながら決める。
「今日はここへ行ければ十分」という場所をひとつか二つ決めておく。
それくらいの予定の立て方が、広いロサンゼルスではちょうどよいかもしれません。
レンタカーで巡るなら知っておきたいこと
ロサンゼルスとその周辺を自由に巡るには、レンタカーが便利です。
一方で、移動距離や道路状況、駐車場など、日本でのドライブとは違う部分もあります。
- 一日に訪れるエリアを欲張りすぎない
- 混雑しやすい時間帯を考えて移動する
- 目的地だけでなく駐車場所も事前に確認する
- 到着初日は短い距離から運転に慣れる
- 夜遅くまで長距離を運転する予定はできるだけ避ける
また、レンタカーの利用条件や保険、必要書類などは出発前に確認しておくことが大切です。
車があるからといって遠くまで行かなければならないわけではありません。
移動手段があることで、「もう少し海沿いを走ってみよう」「今日は予定を変えて別の街へ行こう」という選択肢が増える。それくらいに考えておくと、旅に余裕が生まれます。
どこに泊まるかで、旅の形も変わる
広いロサンゼルスでは、ホテル選びも旅程を考えるうえで重要です。
海辺の時間を中心にしたいならサンタモニカ周辺。
ハリウッドや美術館、街歩きを重視するなら市内側。
さらに南カリフォルニアまで巡るなら、途中で宿泊地を変える方法もあります。
「どのホテルがいいか」から探すより、まずはこの旅でどのエリアに時間を使いたいかを考えてみる。
そうすると、宿泊場所や必要な日数も決めやすくなります。
ひとりで訪れた街だから、残る景色がある
ロサンゼルスの魅力は、有名な観光スポットだけではありません。
海岸線を走っているときに見えた夕日。
朝のカフェで過ごした時間。
丘の上から眺めた、どこまでも続く街の灯り。
誰かと一緒なら通り過ぎていたかもしれない景色に、ひとりだからこそ足を止めることがあります。
予定通りに旅をすることよりも、自分が気になった方向へ少し寄り道してみる。
ロサンゼルスは、そんな旅の仕方を楽しめる街です。
いつかひとりで海外を旅してみたいと思っているなら、次の旅先のひとつとしてロサンゼルスを考えてみてはいかがでしょうか。
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