英語をもう一度基礎から学びたい。
学生時代とは違い、自分のために時間を使える今だからこそ、改めて英語と向き合ってみたい。そんな大人の学び直しの行き先として、バリ島という選択肢があります。
語学留学と聞けば、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、あるいはフィリピンなどを思い浮かべる方が多いでしょう。
バリ島は、それらとは少し性格の違う留学先です。
英語圏ではありません。
その一方で、世界各地から旅行者や長期滞在者が集まり、観光やサービスの場面では英語が使われる機会も多い島です。
午前や午後は学校で英語を学び、授業が終わればカフェや街へ出る。
休日には海や自然のある場所へ出かける。
英語だけに囲まれる留学とは違い、「学ぶ時間」と「海外で生活する時間」の両方を持てること。
そこに、大人がバリ島で語学留学をする面白さがあります。
英語圏ではないバリ島で、なぜ英語を学ぶのか
語学留学なら、英語を母語とする国へ行くほうがよいのではないか。
そう考えるのは自然なことです。
実際、英語だけを使う環境にできるだけ長く身を置きたいなら、英語圏への留学には大きな意味があります。
一方で、大人の短期留学では、「英語環境の濃さ」だけが行き先を決める基準ではありません。
久しぶりに勉強するなら、授業についていけるか。
一日の授業量は自分に合っているか。
授業後に頭を切り替えられる環境があるか。
一人でも生活しやすいか。
そうした要素まで含めて考えると、バリ島は英語学習だけに閉じない留学先になります。
学校ではしっかり英語を学び、学校の外では海外で暮らす経験をする。
「一日中英語の勉強だけをする留学」とは違う時間の使い方をしたい方には、相性のよい場所です。
大人の留学は、「何時間勉強するか」だけで決まらない
学生時代なら、朝から夕方まで授業を受け、そのあとも勉強する生活を続けられたかもしれません。
けれど、社会人になって久しぶりに英語を学ぶ場合、同じ方法が必ずしも合うとは限りません。
文法を思い出すことに時間がかかる。
英語を話すこと自体に緊張する。
数時間集中すると、思っていた以上に疲れる。
だからこそ、一日の授業数だけを増やすよりも、授業、復習、休憩、生活の時間をどう組み合わせるかが重要になります。
たとえば午前中は集中して授業を受け、午後は少人数レッスンや自習へ。
夕方になったら学校を離れ、カフェへ行ったり、街を歩いたりする。
翌朝また学校へ戻ったときに、昨日より少し言葉が出てくる。
大人の学び直しでは、こうした繰り返しのほうが、授業時間の長さ以上に大切なことがあります。
1週間、2週間でも「留学する意味」はある
社会人にとって、数か月の留学期間を確保することは簡単ではありません。
そのため、大人の語学留学では1週間、2週間、あるいは数週間といった短期間から考えることになります。
もちろん、1週間で英語が自由に話せるようになるわけではありません。
ただ、短期留学には別の意味があります。
毎日決まった時間に英語を話す。
分からなくても、自分の言葉で説明してみる。
学校が終わったあとも、その日に覚えた表現を思い出す。
普段の生活ではなかなかつくれない「英語を優先する時間」を、まとまった形で持てることです。
帰国したあとに英語学習を続けるためのきっかけとして留学を使う。
そう考えれば、短期間でも十分に目的を持つことができます。
短期だからこそ、目的を一つに絞る
短い留学で「英語を全部やり直そう」とすると、学ぶ範囲が広すぎます。
そこで、出発前に今回の留学で何をしたいのかを一つ決めておくと、授業も選びやすくなります。
- 学生時代に学んだ英文法をもう一度整理する
- 英語を話すことへの抵抗を減らす
- 旅行先で必要な英会話を練習する
- 仕事で使う表現を集中的に学ぶ
- 発音やリスニングを重点的に見直す
- 止まっていた英語学習を再開する
「英語ができるようになる」という大きな目標より、「今より話すことを怖がらなくなる」といった具体的な目標のほうが、短期留学では成果も実感しやすくなります。
学校を出たあとに、海外で生活する時間がある
バリ島留学の特徴は、学校の外へ出たときにあります。
レストランで注文する。
カフェで飲み物を頼む。
配車サービスを利用する。
ホテルや滞在先で何かを尋ねる。
クラスメイトと食事へ行く。
すべての場面で英語が必要になるわけではありません。
インドネシアの公用語はインドネシア語であり、バリ島にはバリ語もあります。
ただ、世界各国から旅行者が訪れる国際的な観光地だからこそ、英語が共通語として使われる場面があります。
教室では正しい文章を考えられても、実際の生活では言いたいことがすぐに出てこないことがあります。
それでも伝える。
聞き返す。
別の言い方を試してみる。
そうした小さな経験を繰り返すことも、海外へ出て英語を学ぶ意味のひとつです。
バリ島だから、授業のあとに気持ちを切り替えられる
語学留学中は、思っている以上に頭を使います。
久しぶりに英文法を考え、聞き取れない英語を聞き、慣れない言葉で自分の考えを伝える。
だからこそ、授業が終わったあとに勉強から離れられる時間も大切です。
カフェへ行く。
スパやマッサージを利用する。
海辺へ出かける。
ホテルや滞在先で少し休む。
バリ島には、「放課後も勉強しなければ」と考え続けるのではなく、一度頭を切り替えて翌日の授業へ戻るという過ごし方があります。
これは観光を楽しむためだけではありません。
集中する時間と休む時間を分けることも、数週間の学習を続けるためには大切です。
休日には、「留学している場所」を見に行く
平日は学校とその周辺で過ごし、休日には少し遠くへ出かける。
これもバリ島留学の楽しみです。
海辺へ行く。
緑の多い内陸部へ向かう。
市場や街を歩く。
寺院や地域の文化に触れる。
「語学学校がある場所に滞在している」のではなく、自分が今どんな島で生活しているのかを知る時間になります。
海外留学の記憶は、授業だけでは残りません。
学校へ向かった朝の風景や、クラスメイトと食べた昼食、休日に出かけた場所まで含めて、ひとつの留学経験になります。
マンツーマンとグループでは、学べることが違う
学校を選ぶ際には、授業時間だけでなく、どのような形式で学ぶのかを確認したいところです。
マンツーマン|自分の弱点に時間を使う
一対一の授業では、自分が話す時間を多く取りやすくなります。
発音を直したい。
文法を基礎から確認したい。
仕事で使う会話を練習したい。
大人の学び直しでは、それぞれが苦手にしているところが違うため、自分のペースで質問できることは大きな利点です。
グループレッスン|他の人の英語も聞いてみる
グループレッスンでは、自分以外の受講生がどのように英語を話しているかを聞くことができます。
同じ内容でも、人によって使う単語や説明の仕方は違います。
自分だけでは思いつかなかった表現を知ったり、他の国から来た受講生と話したりすることも、マンツーマンとは違う経験になります。
どちらか一方に決めるのではなく、自分の目的に応じて組み合わせる方法もあります。
「授業数が多い学校」が、自分に合うとは限らない
語学学校を比較すると、一日に受けられる授業数が目につきます。
しかし、大人の留学では授業が多いほどよいとは限りません。
たくさん授業を受けても、内容を振り返る時間がなければ、次の日には忘れてしまうことがあります。
午前は授業。
午後は少し復習。
夕方からは自分の時間。
反対に、短期間だからこそ一日しっかり授業を入れる。
どちらが正しいということではなく、留学期間、英語レベル、体力、目的によって適切な授業量は変わります。
時間割を見るときには、「何時間勉強できるか」ではなく、「この生活を毎日続けられるか」という視点も必要です。
滞在先は、リゾート感より毎日の生活から選ぶ
バリ島だからといって、語学留学中のホテルをリゾート旅行と同じ基準で選ぶ必要はありません。
毎朝学校へ通うのであれば、まず重要なのは通学のしやすさです。
学校から遠いホテルに泊まり、毎日長い時間を移動に使えば、その分だけ勉強や休憩の時間が減ります。
また、数週間滞在するなら、客室の広さよりも生活のしやすさが重要になることがあります。
- 学校までどのくらいかかるか
- 勉強できる机やスペースがあるか
- Wi-Fiなど学習に必要な環境があるか
- 周辺にレストランやカフェがあるか
- ランドリーを利用しやすいか
- 一人でも日常生活を送りやすい場所か
休日だけ少し良いホテルへ移るなど、留学中と休暇中で滞在先を分ける考え方もできます。
大人だからこそ、一人で留学することにも意味がある
語学留学へ行きたいと思っても、友人や家族と予定が合うとは限りません。
だから、大人の語学留学は一人で参加することも多くなります。
最初は少し不安でも、学校へ行けば授業があり、クラスメイトがいます。
放課後は誰かと食事へ行ってもいい。
一人でカフェへ行ってもいい。
疲れていれば部屋へ戻ってもいい。
自分で一日の時間を決められることは、大人の一人留学の良さでもあります。
誰かに合わせて観光する旅行とは違い、自分が学ぶために時間を使う。
それ自体が、普段とは違う経験になります。
語学留学と、バリ島旅行を同じものにしない
バリ島へ行くと、せっかくだから毎日どこかへ出かけたくなるかもしれません。
ただ、留学の目的が英語を学ぶことなら、平日まで観光予定を増やしすぎないほうがよいでしょう。
平日は学校を中心にする。
放課後は近場で過ごす。
休日に一日だけ島の別の場所へ出かける。
「バリ島へ旅行に来て、その途中で英語を習う」のか。
「英語を学ぶためにバリ島で生活し、休日に島を楽しむ」のか。
同じ滞在期間でも、この考え方の違いで留学の内容はかなり変わります。
バリ島が向いている人、英語圏が向いている人
バリ島は、すべての語学留学希望者に向いているわけではありません。
とにかく一日中英語だけを使う環境へ入りたい。
ネイティブスピーカーの中で生活したい。
長期間かけて大学進学や資格取得を目指したい。
そうした目的なら、英語圏の学校を中心に検討したほうが合う場合があります。
一方で、
- 久しぶりに英語を基礎から学び直したい
- 1週間から数週間程度で留学してみたい
- マンツーマンや少人数で話す時間を取りたい
- 授業だけで一日を終わらせたくない
- 海外で生活する経験もしてみたい
- 勉強と自分の時間を両方持ちたい
そんな大人にとって、バリ島は検討する意味のある留学先になります。
大人の語学留学は、「やり直す」ためだけではない
学生時代に英語が得意だったかどうかは、それほど重要ではありません。
社会人になり、旅行や仕事で英語を使う機会が増えてから、「もう少し話せたら」と思うこともあります。
逆に、しばらく英語から離れていたからこそ、今なら何を学びたいのかがはっきりしていることもあります。
文法をもう一度確認する。
初めてマンツーマンで英語を話す。
海外で一人で生活してみる。
毎朝学校へ通う生活を数週間だけ経験してみる。
語学留学は、英語力を測るためだけのものではありません。
普段の生活から一度離れ、学ぶことを一日の中心に置いてみる。
そして授業が終われば、バリ島で自分の時間を過ごす。
英語を学ぶことと、海外で暮らしてみること。
その二つを一度に経験できるところに、バリ島で大人の語学留学をする意味があります。
旅のインスピレーション、
新しい景色との出会いを。
