インド

14億人あまりの人々が暮らす広大な国は、多様な宗教、文化、民族が存在します。
訪れる地域によって異なる魅力があり、世界遺産の宝庫で見どころも満載です。

南アジアに位置し、面積は日本の約9倍、人口14億人を超える国。ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教などの宗教が生まれ、豊かな精神文化と哲学を世界に広めました。
28の州からなる広大な国土には、世界遺産が数多く存在し、タージマハルをはじめとする壮麗な建築群や石窟群が残されています。北はヒマラヤ山脈から南はインド洋まで、多様な気候と地形が織りなす自然の美しさも魅力の一つです。
スパイスの宝庫として知られ、地域ごとに異なる食文化が発達、アーユルヴェーダや瞑想など、心身の健康文化も注目を集めています。


ベストシーズン:10月~3月
その他、目的により異なる

デリー
インドの首都で、政治・経済・文化の中心地。オールドデリーとニューデリーの二つの顔を持ち、古代からムガル帝国、イギリス植民地時代、そして現代インドまでの歴史が層のように積み重なっている。レッドフォートやジャマー・マスジッド、インド門、国会議事堂など、各時代を代表する建造物が点在し、インドの複雑で豊かな歴史を物語っている。

アグラ
ウッタル・プラデーシュ州に位置する歴史都市で、ムガル帝国の古都として栄えた。世界で最も美しい霊廟とされるタージマハルをはじめ、アグラ城、イティマード・ウッド・ダウラー廟など、ムガル帝国時代の壮麗な建築群が残されている。16-17世紀にはムガル帝国の首都として政治の中枢を担い、現在もその栄華を今に伝える貴重な都市。

チェンナイ
南インドの玄関口として知られるタミル・ナドゥ州の州都で、インド4大都市の一つ。ベンガル湾に面した港湾都市として発展し、1996年まではマドラスと呼ばれていた。北インドとは異なるドラヴィダ文化圏の中心地で、タミル語文化や独特の寺院建築、南インド料理が体験できる。伝統と現代が融合した南インドの文化的中心都市。

タージマハル
アグラにあるムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、愛する妻ムムターズ・マハルのために建設した白亜の霊廟。1632年に着工し、20年を越える歳月をかけ、1653年に完成。世界遺産に登録され、総白大理石の建物は時間や季節によって色合いを変え、「世界で最も美しい建造物」のひとつとも称される。

レッドフォート
デリーにあるムガル帝国の宮殿要塞で、赤い砂岩で造られていることからこの名で呼ばれる。1638年から1648年にかけて皇帝シャー・ジャハーンによって建設され、約200年間ムガル皇帝の居住地として使用された。ムガル建築の傑作として世界遺産に登録されている。

アンベール城
ジャイプール近郊の丘の上に建つマハラジャの宮殿で、16世紀から約150年かけて建設された。ヒンドゥーとムガル様式が融合した美しい建築で、特に「鏡の間」は数千枚の鏡で装飾された豪華絢爛な部屋として有名。象のタクシーで城まで登ることができ、城からはアラヴァリ山脈の絶景を望める。

カーパーレーシュワラ寺院
チェンナイにあるシヴァ神を祀る南インドの著名な寺院の一つ。ドラヴィダ建築様式の傑作として知られ、色彩豊かな神々の彫刻が施された高い塔門(ゴープラム)が特徴的。北インドの寺院建築とは大きく異なる独特のスタイルで、タミル文化とヒンドゥー教の深いつながりを感じることができる聖地。

ガンジス川
ヒンドゥー教で最も神聖視される聖なる河川で、バラナシ(ベナレス)は特に重要な聖地とされる。ここで沐浴すれば罪が清められ、火葬されれば輪廻転生から解脱できると信じられている。アールティー(炎を捧げる儀式)は、インドの精神文化の核心を体験できる神聖な光景。

エローラ石窟群
マハーラーシュトラ州にある6-10世紀に建設された34の石窟群で、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教の3宗教の石窟が共存する世界でも稀有な遺跡。特に第16窟のカイラサナータ寺院は、一枚岩から彫り出された世界最大の石造建築として圧巻。異なる宗教が平和共存していたインドの寛容な精神文化を物語る。

国名:インド共和国
首都:ニューデリー
気候:暑季(4~6月)雨季(6~9月)乾季(11~2月)に分かれる
言語:ヒンディー語、他に憲法で公認されている州の言語
時差:日本との時差はー3.5時間(日本の方が3.5時間進んでいる)
通貨:インドルピー(INR)
飲み水:水道水を含む生水は絶対に避けてください
電圧:220V プラグタイプはB3・BF・B・Cタイプ

ビザ・渡航認証(日本国籍):観光目的滞在でもビザが必要です
パスポート残存有効期間(日本国籍):入国時6ヶ月以上

※出入国条件など、予告なく変更となる場合がありますので、ご旅行前に大使館ホームページ等で最新情報を必ずご確認ください。

インドへのご旅行、お気軽にご相談ください。