カンボジア

近年目覚ましい発展を遂げているカンボジア。
世界的に有名なアンコールワットをはじめとする遺跡が満載。

東南アジアに位置し、タイ、ラオス、ベトナムに隣接する王国です。
9-15世紀に栄えたアンコール王朝(クメール帝国)の壮麗な遺跡群で世界的に知られ、特にアンコール・ワットは世界最大の宗教建築として多くの観光客を魅了しています。長い王室の歴史を持ち、現在も立憲君主制国家として伝統文化を大切に受け継いでいます。
世界遺産アンコール遺跡群には、ヒンドゥー教と大乗仏教の影響を受けた精緻な石造建築と彫刻群が数多く残されています。
首都プノンペンでは、植民地時代の面影とクメール文化が調和した独特の街並みが楽しめます。
カンボジアシルクや銀細工などの伝統工芸品も有名で、優雅で繊細なクメール文化の美意識を感じることができます。


ベストシーズン:11月~2月
その他、目的により異なる

シェムリアップ
カンボジア北西部に位置するアンコール遺跡群観光の拠点都市。世界遺産アンコール・ワットをはじめとする数々の遺跡群への玄関口として世界中からの観光客で賑わっている。シェムリアップ川沿いに発展した街で、伝統的なクメール建築と植民地時代の面影を残すコロニアル様式の建物が調和している。オールドマーケットやパブストリートなど観光客向けの施設も充実している。

プノンペン
カンボジアの首都で、メコン川とトンレサップ川の合流点に位置する都市。長い間カンボジアの政治的中心地として機能し、現在もカンボジア王国の政治・経済・文化の中心地。植民地時代の影響を色濃く残し、かつては「東洋のパリ」と称され、カンボジア王宮や国立博物館など重要な文化施設が集積している。

アンコールワット
12世紀前半にスーリヤヴァルマン2世によって建設された世界最大の宗教建築群。当初はヒンドゥー教のヴィシュヌ神に捧げられた寺院として造営され、後に仏教寺院に改修された。東西1.5km、南北1.3kmの壮大な規模を誇り、中央祠堂は高さ65mに達する。精緻なレリーフには『ラーマーヤナ』や『マハーバーラタ』の場面が刻まれ、クメール建築の最高傑作とされる。

アンコール・トム
12世紀末にジャヤヴァルマン7世によって建設された「大きな都市」を意味する城塞都市。一辺約3kmの正方形の城壁に囲まれ、中央にはバイヨン寺院がそびえ立つ。バイヨン寺院の最大の特徴は数多くの塔に刻まれた四面仏で、それぞれ異なる表情を見せる「クメールの微笑み」として世界的に有名。

タ・プローム
12世紀末に建設された仏教寺院で、巨大なガジュマルやスポアンの木が遺跡と一体化した神秘的な光景で知られる。ジャヤヴァルマン7世によって建立された寺院で、発見当時の状態を保つため意図的に修復を最小限に抑えている。映画のロケ地としても有名になり、自然と人工建造物が融合した幻想的な美しさが多くの観光客を魅了している。

トンレサップ湖
東南アジア最大の淡水湖で、乾季(11月-4月)と雨季(5月-10月)で面積が大きく変化する。雨季には面積が大幅に拡大し、伸縮する湖とも呼ばれています。水深や水量が大きく変わるため住宅や集落を建てられず、住民たちは湖上で生活するようになったそうです。

王宮
プノンペンにある現カンボジア王室の宮殿で、19世紀に建設された。広大な敷地内には、シルバーパゴダなどが配置されている。シルバーパゴダ(エメラルド仏寺院)の床には銀のタイルが敷かれ、多くの仏像や宝物が展示されています。現在も王室行事に使用されており、カンボジア王室文化の粋を集めた建築群。

ワット・プノン
プノンペンの名前の由来となった小高い丘に建つ寺院。14世紀にペン夫人がメコン川を流れてきた仏像を発見し、この丘に祠を建てたことが始まりとされる。現在の本堂は20世紀に再建されたもので、多くの参拝者が訪れる。

プノンペン国立博物館
赤レンガ造りのクメール様式建築が美しく特徴的。6世紀から15世紀までの彫刻や漆器、青銅器などが展示されており、特にアンコール遺跡から発見された彫刻は必見。カンボジアの歴史と文化を深く知ることができます。

国名:カンボジア王国
首都:プノンペン
気候:熱帯モンスーン気候に属し高温多湿。雨季(6~10月)と乾季(11~5月)に分かれる
言語:クメール語
時差:日本との時差はー2時間(日本の方が2時間進んでいる)
通貨:リエル(KHR)
飲み水:水道水を含む生水は絶対に避けてください
電圧:220V プラグタイプはA・Cタイプ

ビザ・渡航認証(日本国籍):観光目的滞在でもビザが必要です
パスポート残存有効期間(日本国籍):入国時6ヶ月以上

※出入国条件など、予告なく変更となる場合がありますので、ご旅行前に大使館ホームページ等で最新情報を必ずご確認ください。

カンボジアへのご旅行、お気軽にご相談ください。